ディンプルキーは安心して使える
家の鍵や金庫の鍵など、鍵は何か大切なものを守るのに必要なものです。現在では色々な所で使われています。さて、その歴史は古く、古代エジプトでも使われていたと言われてます。昔は単純だったかもしれませんが、今はとても複雑になっています。ですが、それは人が作ったものですし、ちゃんと仕組みがあります。ですので専門的な技術を持っている人なら、素早く開錠してしまうこともあります。近年はディンプルキーといったタイプが登場しています。
ディンプルというのは「くぼみ」という意味になります。つまりディンプルキーとは、鍵の表面にいくつものくぼみをつけたものです。従来のタイプは鍵の両端に切れ込みが入っている形が多かったですが、ディンプルキーにはそれが無く、鍵ごとにたくさんのディンプルがあるのみです。その配置によって開錠が出来るようになっています。ですので配置の違いで100億通り以上の組み合わせが出来ると言われてます。そのため、全く同じ鍵でなければ、なかなか開ける事が出来ないのです。だから安心して家のドアなどに使うことが出来ます。
ディンプルキーでピッキング対策に有効?普通のカギとの違いとは
新築住宅を建てる時や賃貸住宅を探している時などに、ディンプルキーという言葉を聞いたことはありませんか?昨今セキュリティの精度を高めるために、玄関や自転車の鍵などに幅広く使われています。普通の鍵との大きな違いは、まず形状にあります。普通の鍵は側面がギザギザしているのですが、ディンプルキーは側面のギザギザはなく表面に大小のくぼみがついています。次に鍵を差し込む部分の構造にも違いがあります。
鍵は基本的に鍵穴の筒の中にあるピンの高さと鍵の形が一致することにより解錠します。普通の鍵は一方向にしかピンがついていないのに対し、ディンプルキーは上下左右斜めにもピンがついているのです。この複雑な構造こそがセキュリティの精度をあげることになり、ピッキング対策につながるのです。実際に普通の鍵がピッキングされる時間は数分とされているのですが、ディンプルキーはプロの鍵師でも10分はかかってしまいます。ただ構造が複雑な分高価であるのも事実で、合鍵を作るのにも時間がかかります。それでもそれを上回る効果を持ち合わせているので、安心安全な暮らしを手に入れるためには必要なアイテムかもしれませんね。