ディンプルキーの安全性

ディンプルキーの安全性

ディンプルキーというのは通常の鍵よりも安全性が高く、ピッキング被害に遭い難いとされている鍵のタイプです。
一般的な鍵の形状というのは、両端または片方だけにギザギザとした形があるタイプですが、ディンプルキーの場合には表面にサイズの異なるくぼみがいくつか並んでいるシンプルな形状の鍵のタイプです。
なぜこの鍵のタイプがピッキング被害に遭い難いのかというと差し込む穴の内部のピンの高さが、鍵のくぼみと合致することによって鍵が悪仕組みです。
差し込む穴の内部はとても複雑な構造になっており、ピンも上下左右から出ているのでそれを揃えなければ鍵を開けることができない仕組みになっています。
そのために、ピッキングにかかる時間が長いので、空き巣などはこのタイプの鍵を敬遠しがちです。
ディンプルキーの合鍵を作る場合には、構造が複雑であることから高い技術と高い費用がかかります。
通常の鍵の5倍以上は合鍵を作る場合にかかってしまいます。

ディンプルキーでも大丈夫！スペアキーは作れる

その複雑な構造ゆえに合鍵の作製が難しく、販売元のメーカーにキーナンバーを伝えることでしか合鍵を作ることができなかったディンプルキー。

近年はディンプルキーの合鍵を作れる鍵屋も出てきました。
ただし、専用の機材や高い技術が必要なため、腕の良い鍵屋しか作ることができません。
ディンプルキーは、ほんの少しサイズやくぼみ（ディンプル）が違うだけで、カギが抜けなくなりシリンダーの交換が必要になることもあります。

また、従来の鍵と比べると費用も高額。
鍵屋に頼むよりも、メーカーに純正品を注文する方が安かったというケースも少なくありません。

急ぎでなければ、メーカーに注文した方が安心です。
インターネットで受付しているメーカーが多いので、注文自体は簡単です。
メーカーにもよりますが、納期は1～2ヶ月ほど見ておくとよいでしょう。

急ぎで作る必要があったり、純正キーを紛失してキーナンバーがわからない場合などは鍵屋を利用する方法もあります。
鍵屋に依頼する際は、信頼のおける高い技術をもったところを選びましょう。